「オンラインツアー」にかける我社の狙いと未来
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ツアーレポート
- 2021.09.09
- 社長
昨今、コロナ禍において各社オンラインツアーを拡張している
HISは体験者10万人突破し、30万人の利用を目指している。
トラベルジャーナルによると、
「約10カ月間の総合人気ランキング1位は「世界5都市同時中継!世界一周ライブツアー」の第1弾で、第2弾も3位にランクインし、シリーズ累計の参加者数は3600人を超えた。現地スタッフやガイドが生配信し、所要90分で3000円(土産付きは4500円)。このほか、特別企画の人気ランキングでは、世界6都市で初日の出を拝む元旦ライブ中継が1位となった」
という事だ。つまり大手ほどリソースを活かして加速している取り組みだ。
弊社は中小企業であるので、大手には出来ないが
「テーマ性、視点、身近さ、細かさ」で勝負が出来ると考えた。
オンラインツアーの可能性
当初は「オンラインツアー」の可能性はどこまであるかが分からなかったが、各社が取り組むつれて幅と質が高まった。オンラインツアーはリアルな旅行には勝てないと言われながらも、社会のさまざまな場面でオンライン化が進むほど、対面の重要性やリアルな旅行の役割がむしろ高まっていったようだ。つまり、通信環境の向上やデジタル化の進展、映像技術の急激な進化で、オンラインやバーチャルの受け止め方がかつてとは大きく変わってきている。
VRコンテンツの活用
オンラインツアーやバーチャルツアーに関しても同じように、ここ数年で人々の受け止め方は大きく変わっている。現地ガイドがリアルタイムで撮影する映像を360度映像のVRセットを装着して自宅にいながら体験し、旅行をバーチャル体験する。これは新しい旅の楽しみ方だと思う。つまりVRツアーである。
現在ではズームなどを利用すれば簡単に海外と日本をリアルタイムで結ぶことができ、リアルな体験映像や絶景映像も簡単に提供できる。テクノロジーの進化と低廉化がオンラインツアーやバーチャル体験の可能性を劇的に広げている。
オンラインツアーの展望
各社を見てみると、旅の目的地の特産品などを詰め合わせたセットの購入を組み込んだオンラインツアーを考案、成果を上げている会社もあれば、バスツアーとしていくつものコースを辿って行くツアーを販売している会社もある。教育旅行分野でもオンラインツアーの商品開発が進む。JTBはコロナ渦中の修学旅行需要に対応するため、「バーチャル修学旅行360」を開発。360度VR映像体験をメインに、オンライン交流やVR映像体験を組み合わせリアルな修学旅行の代替プログラムを提供しているようだ。
大手旅行会社の中でオンラインツアー強化の方針を最も明確に打ち出しているのがエイチ・アイ・エス(HIS)。澤田秀雄代表取締役会長兼社長は、コロナ禍で旅行需要が消滅するなか出演したテレビ番組で、オンラインツアーが今後売り上げの柱になる可能性があるとの期待を語ったとトラベルジャーナルより知った。
我が社でも今年に入り、行政や関係者のご協力を頂きながら、国内オンラインツアー、海外向けオンラインツアーの販売を強化して続々と展開している。
つまり「オンラインを制する者はリアルツアーを制する」だ。
オンラインで面白いコンテンツが展開出来れば、その次にリアルツアーを展開できる。
そしてオンラインツアーでつながる他業種間での連携、開発、創意工夫、技術革新も凄まじい。
この動きは観光業単体では出来なかったものだ。
今後も弊社は「オンラインツアー」を一つの技術革新の展開として、新しい旅のカタチとして、柱の一つとして事業展開していきたい。